天然の歯に近い感覚!審美歯科のインプラント治療の特徴

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重度の虫歯や歯周病で歯を失った部分に、人工歯を入れる審美歯科の治療にインプラント治療があります。インプラント治療は手間や費用がかかりますが、そのほかの治療法と比較して、天然の歯に近い感覚で食事や会話を楽しむことができます。

審美歯科のインプラント治療

インプラント治療とは、虫歯や歯周病、ケガなどで歯を失った部分に、インプラントと呼ばれるチタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯をかぶせる治療方法です。これまでも歯を失った部分に行われる治療には、入れ歯やブリッジなどがありましたが、見た目や機能において十分ではない点もありました。インプラントは、見た目や機能も天然の歯に近く、治療後は食事や会話を心置きなく楽しむことができます。

インプラントの構造

インプラント治療を理解するために、インプラントの構造について知っておきましょう。インプラントは次の3つの部分からなります。

  • フィクスチャー

人工歯根にあたる部分で、多くはチタン製で。太さは3〜5㎜、長さは7〜15mm程度。

  • アバットメント

人工歯と人工歯根のつなぎ目の役割を果たす部分です。一般的にアバットメントもチタン製ですが、最近では審美性を配慮してジルコニアでできたものもあります。

  • 上部構造

人工歯の部分になります。人工歯の素材は金属やセラミックなど、症例によって噛み合わせや審美性、やコストから選ぶことができます。

審美歯科のインプラント治療とそのほかの治療法との違い

歯を失った部分に行われる治療法はいくつかありますが、インプラント治療とどのような違いがあるのか気になる人も多いのではないでしょうか。インプラント以外の治療法には次のものがあります。  

  • 総入れ歯

歯周病などが原因ですべての歯を失った場合に行われる治療法が総入れ歯です。合成樹脂や金属を含む土台に人工歯がつけられたもので、健康保険適用になるものとそうでないものがあります。使用するにつれて、口と合わなくなることがあり、違和感がでたり、食べ物を噛んだりするのが難しくなることがあります。

  • 部分入れ歯

部分入れ歯は歯を失った部分が一部分である場合に、行われる治療法です。固定させるために、健康な歯に金属のバネをかけるので、見た目が不自然になり、歯にも負担がかかります。

  • 差し歯

差し歯は、歯根よりも上の部分の歯が失われたときに行われる治療法です。残った歯根や歯に被せ物を行いますが、保険適用の有無によって材質を選ぶことができます。

  • ブリッジ

歯を失った部分の両隣の歯を土台にし、人工の歯をかぶせる治療法です。土台にする歯を削らなければならないというデメリットがあります。

インプラント治療のメリットとデメリット

審美歯科で行われるインプラント治療におけるメリットとデメリットには次のものがあります。

メリット

  • 歯を支えている顎の骨に人工歯根を埋め込むので、強度があり、食べ物を食べるときに違和感がない。固い物も噛むことができるので、口の機能を保ちやすく、食事を楽しむことができる。

  • そのほかの治療法のように、健康なほかの歯を削る必要がない。

  • 見た目が天然の歯のように仕上がる。

デメリット

  • インプラントを入れるには、外科的な手術が必要になり、治療期間も長くなる。

  • インプラント治療は健康保険の適用外となるので、治療にかかる費用が高くなる傾向にある(1本あたりおよそ20~40万円)

  • あごの骨の状態や全身の病気によっては、インプラント治療が行えないことがある。

審美歯科におけるインプラント治療の流れ

インプラントの治療がスタートしてから終了するまでには、多くの過程があります。審美歯科で行われているインプラントの治療の具体的な流れは次のようになります。

STEP1 診察と検査 お口の中の状態を観察して、必要な検査(レントゲンやCT検査)を行います。虫歯や歯周病などがある場合には、先に歯の治療が行われます。また、インプラント治療においては、人工歯根を埋め込むためのあごの骨がしっかりしている必要があります。重度の歯周病などで、あごの骨が溶けている場合は、骨移植を行ってから、インプラント治療を開始します。

STEP2 一次手術 歯肉を切開して、専用のドリルであごの骨に穴を空け、人工歯根を埋め込みます。インプラント治療では外科的な手術が行われるため、麻酔を使用します。人工歯根の素材であるチタンと骨は結合する特性があり、人工歯根とあごの骨がしっかり結合するまで、1~3か月間治療期間を設けます。

STEP3 二次手術 人工歯根とあごの骨がきちんと結合したら、もう一度人工歯根を埋め込んだ部分の歯肉を切開して、人工歯根と人工歯の連結部分となるアバットメントもしくはヒーリングキャップの装着により歯肉の貫通部を形成します。現在は一次オペ後直ぐにこのヒーリングキャップを装をすることにより二次手術を行わないケースが多くなっています。

STEP4 人工歯の制作と装着 歯肉の回復を待ったら、型を取り上部構造となる人工歯作製に入ります。人工歯根に被せる人工歯はセラミックなどさまざまな素材から選ぶことができます。なお、人工歯の制作中は、仮歯をつけて過ごします。

STEP5 メンテナンス インプラント治療が終了した後は、歯科医院にて定期的なメンテナンスが必要になります。インプラントを入れるきっかけとなる歯の喪失の原因である、歯周病はインプラントを失う原因にもなりうるものです。

インプラント治療のメンテナンスには、インプラントの状態の確認だけでなく、お口の中の清掃も行われます。長い治療期間を経て入れたインプラントだからこそ、毎日の歯のセルフケアにも努めていくことが大切です。

審美歯科のインプラント治療の特徴

歯を失った部分に行う治療法には、インプラント治療のほかにもさまざまなものがあります。インプラント治療は治療期間が長く、自由診療となるので治療費用もかかるものです。一方で、インプラント治療では、治療にあたってそのほかの健康な歯を犠牲にすることがなく、見た目や感覚も天然の歯に近いものとなります。

歯の健康は、食事だけでなく会話や笑顔など、その後の健康な人生にも影響を与えるものです。インプラント治療に興味のある人は、メリットやデメリットをよく理解したうえで、選択するようにしましょう。また、インプラント治療をしようと決めたら、よりスムーズに治療が開始できるように、日頃から歯のお手入れをしっかり行うようにしたいですね。

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